大日本帝國軍の愛と友情の日々

逓信省の検閲済でありますが、男色趣味満載ですので、苦手な方は華麗なターンでご退却下さい!所謂BL小説サイトです。右側に注意書きがございます。必ずご一読ください

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  変わらぬ青空のしたで・第捌拾伍話

 いま、和胤の思考にあるのは、いわゆる、体位のことである。普段なら、いわゆる“抱き地蔵”や“鳴門”といった体位で行為に耽るのだが、今まで“抱き上げ”や“鵯越え”といったような体位は、惟之が頑として受け入れなかった。どうにも恥辱的で我慢ならぬと、眉を吊り上げて怒るのである。

 性格もあってか、前戯などは和胤が先導すること半々だが、行為そのものは惟之が主導権を握ることが殆どで、受け側でも能動的である。文字通り和胤を御する、“本駒駆け”や“流鏑馬”を好んでいる。

 行為の最中、惟之が甘えて抱きついたまま、離れぬときも多々あるが、それはそれで和胤も悦びを得ていたから、良かったのだ。それに、今日まではあたまのどこかに、いかに相愛であっても相手が上官である、という意識がこびりついていただけに、行為に関してあれこれと注文をつけたり、文句を言ったりしたことはなかった。

 もう、いまは違う。生のままの惟之を、和胤はみている。強引になだれこんで、いっそのこと、“達磨返し”や“理非知らず”といった、倒錯的な体位で惟之を鳴かせてみたい、と、邪まともいえる考えが浮かんでくる。

 寝台のうえで、うつ伏せにさせた惟之の臀を撫でまわしつつ、片腕で抱えこむようにして腰を引き上げる。軟膏を塗りつけて後孔を馴染ませたあと、指をふたつゆっくりと埋めてゆき、そっと慎重になかを慣らしてゆく。痛みを与えぬように細心の注意をはらいつつ、確実に拡げて頃合いをはかる。

 今の姿勢ならば、容易に“抱き上げ”の体位に持ち込めるのだが…。普段あんなに嫌がっている惟之へ、言うことを諾け、という印籠を持ち出してしまうというのも、どこか酷ではある。と、ちらりとよぎる。が、今日は“陵辱じみた”行為に耽りたくて、ここまで惟之をいいように扱ってきた。いまさら躊躇うこともない。己の欲望が滾っているのだ。

 「あ…ァ、ん、ぅ…」

 臀を掴んで揉みしだくと、溶けるような甘い声がちいさく唇から漏れ出て、拓いた菊座がひくり、と蠢く。咥えこんだままの指を、きゅ、と締めつけられて、和胤はどうにも我慢ができなくなった。

 ゆっくりと指をぬきとり、もどかしく軍袴を引き下げて脱ぎ、寝台の端へ畳んで放り投げた。一物は昂ぶったままである。がば、と文字通り襲いかかるかっこうで惟之へのしかかった。

 「か…和胤っ、なにをせるんじゃ。あぁ…っ、あ…!」

 前触れもなしに、いきなり襲われた惟之は慌ててからだを捻ったが、時すでに遅し。疼く菊座へ熱い棹が押し当てられ、雁首がぬるり、と体内へ潜るのがわかる。

 華奢な腰を鷲掴みにされ、強く引き寄せられると、和胤の一物が、奥深くへ潜ってゆくのがわかる。無理に捻っていた上体へ、覆い被さるように抱きとめられ、押さえ込まれた。

 「おとなしくしちょってください、言うことを諾けちゅうたでしょう。抵抗せるなら、おれも黙っちょられませんよ」

 「う…和胤…、い、や…」

 熱い息のしたから、脅迫のことばを低く囁きかけられ、惟之はおとなしく力を抜いた。再びうつ伏せにさせられてしまうと、背後からひと息に貫かれて、はしたなく声をあげて鳴いた。

 「あぁっ」

 惟之は受動的な行為をしたことがなく、一方的に快感を与えられるのは初めてで、すこし怖かった。しかしそれ以上に、もっとも恥辱をおぼえる体位で、犯されるようでありながら、快楽に応えている淫らな己を知る。肺から吐き出される息は浅く短く、嬌声とともに止むことがない。

 「いや…じゃ、こがいな辱めるみとーな…」

 いくら快楽に浮かされているといっても、すこしばかり、裏切られたようなおもいがちらつく。涙を滲ませつつ、切なく声をあげた。

 「そうせるちゅうたでしょう、聞いちょらんかったのですか?それに…、辱められようると思っちょるにしては、随分と応えちょりますな。なかをこんなに熱くして…ほら、わかるでしょう」

 意地悪く言って羞恥を煽りつつ腰を揺り動かすと、反応を示してきゅうっ、と内壁が収縮する。充分に慣らしているから、構わずに両腿を抱えこんで、うねらせながら突き上げた。

 「ひ…、あァ…、あ!」

 縋るように寝具へ手を伸ばし、しがみつく。軍服の袖に銀糸で縫いこまれた二条の袖章と、三つの星章が、薄い灯りに反射して光を放つ。

 容赦なく突きこまれ、内壁を抉られるが、そこに生まれるのは熔かされるような快楽しかなく、惟之は陵辱されているという意識が抜けきらぬなか、倒錯したこの行為に酔わされていった。

 「もっと、声を聴かせてください」

 憚らずに嬌声をあげて、荒っぽくもある行為を受け入れている惟之に、和胤は興奮を抑えられない。からだを引き上げて四つん這いにさせるも、腕が震えて肘をついてしまう。余程ちからが入らぬのだろう。

 「はぁ…いけん…、も…ぅ」

 切なげに言って、和胤の一物を締めつけている内壁の収縮がはじまる。射精の頃合いは心得ているから、屹立している棹を掌で包んで緩く扱き、刺激を与えて吐精を促す。

 「う、んっ、ん…」

 程なくしてぶるっ、とからだを震わせ、和胤の掌中へ生温かい精を吐き出した。射精の瞬間にきつく和胤の棹を締め上げて、内壁の収縮がやわらぎ、包むようなうごきになる。それに煽られて和胤も射精感を高められ、蕩けるような体内から一物を引き抜いた。

 「ふ…ぅっ」

 自身の手で扱くと、惟之の精を絡めたままの掌へ射精を済ませ、指からつたう混ざり合ったそれを舐めとり、くちに含んで飲みこんだ。仰向けになったまま、ぴくりともうごかないが、惟之はその様子を恍惚とした表情で見上げて、まだからだが疼くのを感じた。強引に押さえこまれて貪られたが、こうして和胤のすがたを認めると、安堵を覚えるのも確かである。

 「まだ治まらんみとーですのう」

 寝具のうえで、無防備なすがたを晒している惟之を、どこか酷薄さが漂う笑みを浮かべて見おろす。射精したばかりだというのに、まだ屹立したままの一物を指しているのは明らかだ。

 「く…」

 上体を包むのは陸軍中将の軍服であるが、その裾から覗く素脚を、羞恥に堪えられずに閉じて縮める。からだを横向きにして庇うように丸めつつ、和胤を睨みつけた。

 「そがいに頬を染めて睨まれても、逆効果にしかならんですよ」

 寝台から降りながら言って、箪笥から晒しと手拭いを取り出して振り向く。惟之は先ほどの行為が堪えたのか、からだを起こしていない。すかさず近づいて組み敷き、火照った頬へ口づけた。

 「惟之さん、ほんに可愛えかったっちゃ…。あがいに受け入れて鳴かれちゃァ、堪らんちゅうものです。そそられていけん」

 いまの行為をさして、甘ったるい声で低く囁く和胤の言葉に、惟之は忽ち顔を真っ赤に染める。

 「う、うるさい…っ」

 薄い肩を掴まれて、仰向けにされるなり、手を振りあげる。それを和胤はものともせずに受けとめ、かるく手首を捻って戒める。

 「またこげなことを…。今日はおれの言うことを諾く、ちゅう約束じゃーなかったんですかのう」

 「諾くには諾く。そのまえに一発くらい、殴らせんかっ。我慢ならんのじゃ」

 耳まで赤くなりつつ、多分に熱を含んだ眼で睨みつける。あの倒錯した快楽が心身を侵食しつつも、かつてない興奮と快感を味わって悦びを得ていた。それが悔しくてならない。

 しかし和胤は涼しい顔で、獲物をいたぶる狼のような口ぶりで、“殴ってもええですが、そのかわり縛りあげて犯すも同然にしますよ”などと過激なことをさらりと言ってのけた。

 これにはさすがの惟之も“できるものならやってみろ”と売りことばに買いことば、というのは危険すぎると、踏みとどまる。睨み合うにしても、惟之のほうが完全に圧され、どこをどうとっても不利であった。
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| 変わらぬ青空のしたで・81―90話 | 07:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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