大日本帝國軍の愛と友情の日々

逓信省の検閲済でありますが、男色趣味満載ですので、苦手な方は華麗なターンでご退却下さい!所謂BL小説サイトです。右側に注意書きがございます。必ずご一読ください

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  綿津見の波の色は・第佰拾玖話

烏羽色の天井板と竿縁が、朧げに瞬く光のなかで脈打っているように見える。息づいた闇がそこに在るように思えてくる。

その闇のなかに浮かぶ新見の裸身。無駄のない肉づきでありながら逞しさもそなえている。からだに沿って落ちる影が、琥珀色をした艶めく肌の隆起を際立たせる。

すらりとした指が、那智の肌を撫でている。両の脇腹へ這わせた掌と指がそろそろと這い回って、胸へと辿り着く。ぴったりと覆いかぶさって、新見はじっと那智を見つめた。それまで絶やさなかった愛撫が止むと、互いの鼓動と熱い吐息だけがきこえてくる。

不意に訪れる静寂。静けさのなかで、高まって弾けそうな想いを、ぐっとかみしめる。

伏せていた瞼をあげ、眼を向けてくる那智の表情には、続きを催促する媚びるような色がはっきりと浮かんでいる。その要求に逆らわず、ひとさし指と中指の腹を胸の頂にあてがい、弧を描くようにして弄った。

「ん…ぅ…」

緩急をつけてその動きを続ける。程なくして指の腹に、ぷくりと膨らんでくる感触が伝わってくる。微かに呻く那智の声がはっきりと、静まった空間に響く。じわりと滲み出る色香が堪らない。

「あ、ぁっ」

新見の愛撫に、ぴく、ぴく、とからだを小刻みに震わせながら応えてくる。愛しさに微笑を浮かべながらも、焼けつく熱を湛えた目を細めて、新見は那智の媚態を眺め渡した。舐められるような視線を受けて、那智は口を尖らせて抗議する。

「ば、馬鹿。これ以上、焦らすンじゃねェよ…」

「そういう積もりではないのですが…抑えていないと…壊してしまいそうですので」

にじり寄るような焦れた愛撫に耐えかねて言うと、新見は途端に自制をきかせた表情に戻り、首を傾げた。那智は愛情を出し惜しみされている、と腰へ絡ませていた脚を締めて催促しながら、不満気に鼻を鳴らす。

「聞き捨てならねェな、おィ。暢、そンなら寧ろ、腰が立たなくなる位ェ抱いてみろってンだィ」

「いいんですか、源さん…?」

「…もういっぺん訊きゃァがったら、ひっぱたくぞ」

さっと頬を染めて、本当に平手打ちをかましそうな目つきで睨みながら言うと、言葉が終わらぬうちに、しっかりと臀を掴まれた。甘く深いため息をつきながら、新見に身をまかせる。これだけ長い間離れていたのだから、その程度に至るまで愛し、愛されなくて何だというのか。

快楽に弛緩しているからだはすんなりと拓かれて、新見の欲求を受け入れてゆく。形振り構わず貪るよりも、じっくりと手抜かりなく味わいたい。那智へ自身の雄を沈めたのちも、新見は焦らすような愛撫を止めなかった。

その身を横たえている絢爛な友禅にも劣らぬ、匂いたつ色艶。首すじまで、ぽっと火照った肌が、憚りもなく行為に浸っていることの証である。こみ上げてくる衝動に逆らえず、那智へ圧し掛かっていった。緩やかな攻めに甘んじていた身に、目の眩むような強烈な刺激が突き刺さる。

「源さん…」

「ぁ、あ、暢―もっと…」

重く、熱いものが体内を抉ってゆく。貪欲にうごく腰の律動に揺さぶられながら、低く、強請る声をあげて新見へ縋りつく。それに応えてぴったりと身を寄せ、那智の赤みを帯びた首すじへ唇をつけて、甘く噛む。

それがこたえたとみて、抱きついている新見の背にぐっと爪をたてた。那智の理性を奪い去りつつある証拠でもあり、それは新見にとっても同様である。明日の軍務のことも、何もかもが思考から掻き消えてゆく。

「私にもくださらねば…、嫌です」

「い、っつも、呉れてやってンだろ、ったく…」

これ以上はない贅沢な強請りに、憤然として言う口調は呆れたものを滲ませていた。それでも那智は積極的に応える姿勢をみせている。そこへすかさずからだを沈めてくる新見に、躊躇いなどかけらも見えなかった。
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| 綿津見の波の色は・111―120話 | 12:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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