大日本帝國軍の愛と友情の日々

逓信省の検閲済でありますが、男色趣味満載ですので、苦手な方は華麗なターンでご退却下さい!所謂BL小説サイトです。右側に注意書きがございます。必ずご一読ください

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  綿津見の波の色は・第玖拾玖話

低い、掠れるような喘ぐ声が鷲頭の唇から漏れるたびに、嵩利はつくづくとその羞じらいを含む上気した貌を眺めおろした。

雄々しさが官能に溶けきらず、男としての意識があるままに、与えられる快楽に耽っている矛盾が生み出す、一種遣り切れぬ羞じらい。それらに浮かされた表情は、嵩利をますます焚きつける。

今、その羞恥を与えている嵩利は、完全に鷲頭を”操艦”していた。

「あぁ、春美さんの表情、堪らないなァ…」

うっとりと貌に見蕩れ、ため息混じりに囁くと唇を弧に描かせる。ぴったりと肌をあわせて、間近に顔を覗きこんだ。唇を幾度か弄ぶように啄ばむと、低く唸るような喘ぎが、鷲頭の喉を震わせて漏れる。

臀をくっと引き締めて、中へ咥えこんだ鷲頭の雄を追い立ててゆく。攻めたてる腰の動きを止めて、体内で猛った棹がぴくぴくと、もどかしげに跳ねるのを感じとっては悦に入っている。

「ん…ッ、う、ぅッ」

「もう、限界ですか…?」

この身に幾度、鷲頭のそれを受け入れたか。かれの為すままに貪り尽くされている間、嵩利のからだは自然、鷲頭が施す行為の全てを覚えこんできたことになる。

であるから、逆にこうして鷲頭を喰らうことも、嵩利さえその気になれば為しえるということである。もう、従容として抱いてくれるのを待ち続けなくとも、嵩利から仕掛けても構わぬという事実がここに構築されたのだ。

こうして鷲頭を昂ぶらせ、あまつさえ鳴かせてさえいるのだから、これは否定できまい。

「嵩利、赦せ…」

つう、と頬から顎先に汗がつたい、鷲頭の逞しい胸筋のうえへおちた。嵩利が咲かせた紅い花が、そこかしこに息づいている。この晩秋の季節だというのに、ふたりは裸身から湯気が立ち昇りそうなほどしっとりと汗ばみながら、もう半刻ちかくこうして行為に耽り続けている。

「赦す…?」

首をすこし傾けて、嵩利は蠱惑的な笑みを浮かべた。鷲頭はまだ後ろめたく思っているのだろう、ぐっと眉間に寄せた皺さえも艶めいているが、覗かせる慙愧と快楽に翻弄される苦悩とがそれらを凌駕してい、悲愴感さえ漂わせている。

「もう、怒っていませんよ…」

たちまち、纏っていた虐げるような冷たい気配が剥がれ落ちて、いつもの温かな抱擁で鷲頭を包む。頬へやわらかく唇を落とし、焦らし続けていた行為を止めた。

「でもまだ、ぼくに対して済まないと思っているなら、これからはありのままの春美さんを、隠さずにみせてください。ぼくもそうしますから、ね?」

「ああ…、きみに触れるのを躊躇うなど、私がどうかしていた」

ここにきて漸く、しなやかで華奢なからだを抱きすくめる。あくまで受動的な態度は変えず、腰へ腕を回し掛けて行為の続きを促した。嵩利に先導を取らせて自身へ跨らせたまま、蜜滴るが如き妖花の、その色香に酔いしれることを選ぶ。
→【11話】 →目次へ戻る

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| 綿津見の波の色は・91―100話 | 19:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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