大日本帝國軍の愛と友情の日々

逓信省の検閲済でありますが、男色趣味満載ですので、苦手な方は華麗なターンでご退却下さい!所謂BL小説サイトです。右側に注意書きがございます。必ずご一読ください

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  綿津見の波の色は・第弐拾肆話

 抱きついている鷲頭のからだを包んでいるのは、目立たぬ平服とはいえ上品な仕立ての洋装で、無駄なところがないのは本人の趣向なのだろう。嵩利はつらつらとそんなことを考えつつ、胸へ頬をつけて甘えかかる。

 「このままでいるのも悪くないものだな」

 短く剪った髪を撫でる手つきに、うっとりと目を細めていたら、不意に鷲頭が耳もとへ囁きかけてきた。徒にからだを求めるのではなく、こうして婉曲ともとれる手段でかれの意識と欲望を刺激してみる。

 「ん…」

 横座りになっていた嵩利の半身は、胡坐をかいた上官の脚にくっついている。片方の臀に、そこはかとなく鷲頭の股間の感触があたっていて、硬さを持っているのがわかる。

 弄られた一物がまだ半勃ちのままで、後孔も僅かながら疼いてもいたから、上官の股間を意識した途端、快楽に飢えている自身を羞じつつも、艦長ずるい、と不貞腐れたように呟いてしまう。

 中途半端に昂ぶった状態で、欲求不満のままずっとこうして甘い時間を貪るのは、さすがに耐えられない。腕を解いて少しの間対峙して顔を見合わせるも、いつもの渋みのある静かな表情でみつめられる。嵩利の胸のうちをどう察しているのか、読み取れない。

 ―もう、何を考えているのかわかんねーべな。

 接吻を受けてくれたこともあるし、いつもと違う様子でいる上官が、急に身近な存在として浮きあがってきている。両掌を胸に添えていたのを、ぐっと押しつつ体重をかけると、ぐらりと上体が傾ぐ。そのまま鷲頭を絹の寝具へ押し倒した。

 「弄っておいて、このままなんて酷い」

 「私を襲うつもりか?」

 「襲うなんて…そんなこと、できません。ただ、その…何でもないときにああして甘えるのならいいけど、今は嫌です」

 「なるほど。そうだな…こうしてきみに誘われるのも中々、そそられるものがある」

 そうして覆い被さってみても、仔猫が獅子にじゃれついているようなものであったが、嵩利はまず上官の身を包む洋装へ手を伸ばして、ひとつずつ剥ぎ取りにかかった。タイを解いて、シャツとベストの釦をすべて外してしまう。そのしたに現れる逞しいからだを、余さず撫でて、唇で啄ばんでいった。

 その健気とも言える愛撫に、鷲頭は大いに満足していた。行為そのものよりも、副官が積極的な態度をとっていることが、大きな喜びである。少なくとも私人でいる間は、遠慮会釈なしに接してほしい。鷲頭に対する副官の明るさ、素直さは、あの海辺の故郷にいたときほど、まだ発揮されていない。

 濃灰色のズボンのうえから、股間をさぐってみると、確かに先刻より反応をみせていた。前を寛がせて下着のなかから棹を探りだし、手淫を施してゆく。

 「艦長…っ、ん…」

 その間に鷲頭も少しずつ副官のからだに触れて、その熱を高めさせることに余念がない。両手で臀を撫でて掴み、ゆっくり揉んで刺激を与える。

 「あ、ぁん…っ」

 扱いていた手が止まり、腰をくねらせてからだを震わせた。手淫がおざなりになるのも構わず、後孔を指でなぞってなかへ沈めると、欲して疼いているのがわかる。その感触に、鷲頭の一物も怒張しきって昂ぶりが増してゆく。

 「今夜は私のうえで咲いてもらおうか、千早くん」

 「あ…そんな、艦長…っ」

 悶えつつ喘ぐ副官を抱きすくめて囁き、臀のあいだに棹を押し当てて擦りつける。敢えて組み敷かず、自身に跨らせたかっこうで後孔へ亀頭を潜りこませた。したから突きあげるようにして、内壁を抉って最奥まで一物をおさめると、その衝撃に副官の唇から嬌声があがった。

 体内を侵食している鷲頭の一物は、分泌される体液を絡めて貪欲に嵩利を貪った。腰を掴まれて促され、なまめいた動きをはじめると、恍惚とした表情を隠さずに背を反らせて、声を憚らずにあげている。緋色の絹地が揺れ、日焼けした肌が垣間見える様が、淫靡さに色を添えて、そこに“咲いて”いる。

 副官のからだが驚くほど具合がよいのは、初めて抱いたときに感じていた。

 男を受け入れたときの吸いつく度合いと、締めつけてくる強さも、与える快感に的確に応えてくる。それが淫乱な体質だとか、鷲頭はそのような下卑た目で見ることはない。

 上官に跨って、ぎこちないながらも嵩利は欲求のままにそれなりの腰遣いをみせて、猛る一物を咥えこんでいた。与えられ、貪る快楽は臀から腰を疼かせて脊髄をつたい、脳内にある理性を確実に溶かしてゆく。

 しかし羞恥は拭いきれず、あられもないすがたでいる自身を羞じて、上官はいったいこんなぼくを見て、どうおもっているのだろう、と頭の片隅でちらりと考えもした。しかし鷲頭は嵩利へ熱いまなざしを向けて、攻めたてる腰遣いを緩めていない。

 秘め事の濃密さは、嵩利に想像以上の酔いをもたらしている。普段の軍務に際して、まったくの狎れを許さないことは、鷲頭の信条であるのを理解しているが、それが否応なしにふたりきりの時間を引き立てる。

 不器用だから、と言う上官はことばこそ少ないが、それがますます嵩利を煽りたてる。その癖、どこまでもやさしく包んでくれるのだから、今や口癖のようになっている“艦長、ずるい”とおもわざるを得ない。
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| 綿津見の波の色は・21―30話 | 19:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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