大日本帝國軍の愛と友情の日々

逓信省の検閲済でありますが、男色趣味満載ですので、苦手な方は華麗なターンでご退却下さい!所謂BL小説サイトです。右側に注意書きがございます。必ずご一読ください

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  変わらぬ青空のしたで・第玖拾捌話

 卓に向かっていたのを、くるりと椅子ごと後ろ向きにされる。椅子の前に膝をついた和胤は、縛りあげた惟之のからだを、じっくりと嬲っていった。

 うっすらと血管を浮かせて、屹立しきった棹がびくびくと震える。施した拘束が徐々に根もとを締めつけて、先走りを零すことすらゆるしていない。只でさえ鋭敏で感じやすい体質のうえに、媚薬のせいでいや増している。“拷問”が始まって四半刻も経たぬうちに、全身が甘い痺れに苛まれて悲鳴をあげていた。

 唯一解放されている両の手も、まったく力がはいらない。いま、股間に顔を埋めて一物を咥えている和胤のあたまへ伸ばし、震えながら髪へ触れるのが精一杯である。

 喉の奥まで蠢かせて、惟之の雄の象徴を貪ってゆく。亀頭を甘噛みしつつ、じっと見上げて観察した。雁首が異常なまでに感じやすく、猿轡のしたから、くぐもった声で悩ましげに喘ぐ様を認め、満足そうに眼を細める。

 舌遣いと共に、和胤の口淫は執拗を極め、射精感が絶頂に達した惟之は、もう二度ほど意識が飛びかけて、理性が薄らいでゆくのも止めようがなかった。指さきで和胤の肩を弱々しく掴む―というよりも掠めた程度だが―と、舌なめずる音を残して、熱い口腔から一物を解放する。あげた顔には、冷たく悦に入る艶めいた笑みが浮いていて、凄絶ですらあった。

 「随分と抵抗なさいましたが…やはり、媚薬が効いたようでありますね…。さて閣下、お伺いしましょうか」

 かませていた猿轡を取り去ると、惟之の唇からは暫く荒い吐息だけが漏れ、その間にも首筋や胸もとへ指が這わされると、擦れた声を微かにあげた。意識のほうがついてゆかぬのか、焦点の定まらぬ目を宙に泳がせている。伏せた瞼の陰から涙が零れ落ちて、濡れた頬をそっと指さきで拭ってやりながら、両掌で頬を包んで顔を覗きこむ。

 「先日の条約ですが、諾いていただけますね?」

 最後まで脅しめいた態度は変えない。

 怖い目つきで睨みながら訊くと、惟之はこくり、と頷く。それも震えながらである。腰と足首の戒めを解くまえに、棹の根もとを締め上げている革紐を解きつつ、雁首を咥えて舌先で擽った。解放と同時に、抑制されていた精が口腔へ放たれ、余さず飲みこむ。

 その瞬間も、声も出ぬほどであったとみえ、縄を解いても椅子から立つそぶりをみせない。とろんとしたまなざしで和胤をみあげて、呟いた。

 「おぬしにはほんに、かなわんのう」

 心臓だけでない、頚動脈が激しく拍動するのが耳へ伝わってくるほど、からだの熱は一向に冷めないし、思考も纏まらない。

 「ふたりきりのときは、何でも遠慮せるなちゅうたので、その通りにしたまでです」

 媚薬を使ったといっても、こういうのもええでしょう、といつもの包みこむような笑みを浮かべ、悪びれもせずに耳へ囁きかけられ、惟之にも倒錯した快楽が染みつきつつあるのを、今の一連の行為で認めざるをえなかった。

 和胤のあの冷ややかな眼に、自身に潜む被虐嗜好的なものが、心のどこかで疼いたのは事実だった。こうして未だ知らぬ自身を和胤に暴かれてゆくのは、怖くもあったが、そろそろと手を引かれるまま、和胤の領域に連れて行かれている。

 「それと有事以外は、自邸に公務を持ち込めんからちゅうて、執務室へこもるとか、泊まりこむのもいかんですよ」

 「わァかっちょるわい!目聡いおぬしが、そげなことを見逃すとは、はなからおもっちょらん」

 椅子のうえで腹の底から喚くと、和胤は今度こそ安心したという顔で、惟之のからだをぎゅっと抱きしめてきた。次いで引っぱりあげられるように椅子から起こされて、腰へ腕を回される。

 「ぁっ、あ…ん」

 寛げた軍袴の隙に掌をさしいれられて臀をぐっと揉まれ、艶めいた声をあげてしまう。この程度でさえ反応を示すということは、まだ媚薬がからだを浸している証拠だ。からだの疼きに堪えかねて惟之は眼で訴えてみる。すると和胤は何も言わずに、にこりと微笑み返してくる。

 ゆるりと臀を撫で回したあと、指さきでそこに触れる。 三日とあけずに行為に耽っている惟之の後孔は、慣らすまでもない。指の腹をあてがっただけで、ひくりと疼いている。

 それは和胤も同様で、先刻みせた惟之の媚態で、一物はすっかり昂ぶっている。まったくもって淫らな体質になったものだと、我ながら呆れなくもないが、すべてが偽りのない愛に包まれた、ふたりの秘め事の結果である。
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| 変わらぬ青空のしたで・91―100話 | 19:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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